ベセスダ・ソフトワークスとBethesda Game Studiosが、人気ポストアポカリプスRPG「フォールアウト」シリーズの中長期ロードマップを公開した。目玉となるのは、シリーズ完全新作『フォールアウト5』のプリプロダクション(本格開発前の準備工程)が開始されたという発表で、開発には最新の内製エンジン「Creation Engine 3」が用いられるとされる。対応機種や発売時期は現時点で明らかにされていない。
あわせて、過去の名作2作『フォールアウト3』『フォールアウト ニューベガス』のリマスター版も進行中であることが示された。さらに、『ニューベガス』を手掛けた開発スタジオObsidian Entertainment(現在はマイクロソフト傘下)による新たなフォールアウト関連プロジェクトも動いているという。ゲーム本編だけでなく、実写ドラマ版のシーズン3や、2027年に予定されるシリーズ30周年記念イベントについても言及された。
「フォールアウト」は核戦争後の荒廃した世界を舞台に、自由度の高い探索とロールプレイを特徴とするシリーズ。ナンバリング最新作である『フォールアウト4』の発売は2015年で、本編としては実に10年以上が経過している。この間、2024年に配信が始まったAmazonの実写ドラマが世界的なヒットを記録し、旧作の同時接続者数が急増するなど、シリーズへの注目度はかつてなく高まっていた。今回のロードマップは、その追い風を受けてブランド全体を長期的に展開していく姿勢を明確に示したものと言える。
GameNavi編集部の見立てとしては、『フォールアウト5』本編がプリプロダクション段階にとどまる点は冷静に受け止めておきたい。ベセスダは現在『The Elder Scrolls VI』の開発も抱えており、5の実際の発売までには相当の年数を要する可能性が高い。一方で、リマスター2作やObsidianの新プロジェクトは、本編を待つ間のファンの渇望を埋める現実的な布石になり得る。特に高評価を受けた『ニューベガス』の再来を望む声は根強く、Obsidianが再びフォールアウトに関わること自体がシリーズファンにとって大きなニュースだ。対応機種や具体的なリリース時期といった続報がどこまで示されるか、今後の情報公開に注目したい。
