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兄弟ふたりによるインディースタジオBonded Forgeが、開発中の新作『Frail Keep』で日本語に対応することを明らかにした。理由がふるっており、Steamストアページを公開したあと、いちばん最初にウィッシュリストへ登録してくれたユーザーが日本人だったから、というものだ。開発者はRedditで「最初にウィッシュリスト登録してくれた人が日本の方だったので、日本語ローカライズを追加しました」と説明している。
『Frail Keep』は一人称視点のソウルライクアクション。武器による近接戦闘と遠距離の魔法攻撃を組み合わせて戦う内容で、対応プラットフォームはPC(Steam)。現在も開発中で、発売時期は公表されていない。
ローカライズの進め方にも姿勢が表れている。開発チームはAI翻訳も試したものの、本作をオープンワールドと誤って説明してしまうなど無視できない誤りが出たため採用を見送り、『Prehistoric Hunt』『Escape: Mall』などを手がけた翻訳者Omochi Kitty Locにストアページの翻訳を依頼したという。少人数のスタジオが、限られたリソースの中で機械翻訳ではなく人手の翻訳を選んだ判断になる。
ウィッシュリスト登録という数値上は「1」でしかない行動が、実際に対応言語という製品仕様を動かした事例として面白い。個人・少人数規模の開発では、どの地域に潜在的な関心があるかを測る手がかりが限られており、日本語対応が費用に見合うかどうかは判断が難しい。その意味で、遊びたいタイトルにウィッシュリストを付けておく行為は、日本のプレイヤーにとって最も手軽で確実な意思表示だと言える。もっとも本作はまだ開発中で、ゲーム本編の日本語対応範囲や品質、発売時期はいずれも未発表のため、実際の仕上がりは続報を待つ必要がある。
