めっちゃカメレオン

画像出典:公式サイト

7月26日、カメレオン擬態かくれんぼゲーム『めっちゃカメレオン』の公式Discordサーバーがハッキング被害に遭ったことが、開発者の報告により明らかになった。管理者アカウントが乗っ取られ、モデレーターが軒並みBANされる事態となっており、開発者はユーザーに対してサーバーからの一時退出を呼びかけている。

発端となったのは、Steam Workshopで配布されていた一部のユーザー製Modマップにマルウェアが混入していた問題だ。開発元のHAGANEIRO氏が問題のあるマップを検証していた際に自身のPCが感染し、そこから二段階認証の情報が奪われてDiscordサーバーの管理権限が乗っ取られたとみられる。感染したPCはゲームの開発データを持たないバックアップ機であり、ゲーム本体のソースやビルド環境には到達していないと説明されている。

開発者は「ゲーム本体にウイルスは100%ありません」と明言しており、Steam版のゲームクライアントそのものは無事であることを繰り返し強調している。Modマップ経由の脆弱性についてはバージョン3.1.0のアップデートで既に修正済みで、Discordサーバーについても48時間以内の復旧を見込んでいるという。乗っ取り後のサーバーでは「ゲームにリモートアクセスツールが含まれている」といった虚偽の告知も行われたが、これは事実ではない。

『めっちゃカメレオン』は最大人数でのかくれんぼを楽しめる作品として国内外で人気を集め、ユーザー製マップの投稿が活発なタイトルでもある。今回の一件は、その活発なMod文化が同時にリスクにもなり得ることを示した格好だ。

ユーザー投稿型のコンテンツを受け入れるゲームでは、配布物の審査コストが開発規模に対して重くなりがちで、個人・小規模スタジオが単独で全件をチェックするのは現実的に難しい。今回は開発者自身が検証作業の過程で感染したという経緯であり、責任を利用者側に転嫁せず、影響範囲と修正状況を早期に開示した対応そのものは評価してよいだろう。一方で、公式コミュニティが乗っ取られたまま虚偽情報が流れる状態は、ゲーム本体が無事であっても風評面のダメージが大きい。今後は、Workshopマップの取り扱いに関する注意喚起や、公式アナウンスの導線をDiscord以外にも冗長化しておくことが求められる。Modを積極的に遊ぶプレイヤーは、復旧の続報が出るまで出所の不明なマップの導入を控えておきたい。