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カプコンは7月28日、『モンスターハンターワイルズ』のアップデートVer.1.042を8月4日に配信すると発表した。さらに翌8月5日には、セーブデータを製品版へ引き継げる「序盤体験版」の配信も予定されている。対応機種はPlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam。
Ver.1.042の目玉は、イベントクエストの扱いの見直しだ。これまでオンライン接続時のみ受注できた常設イベントクエスト26種が、アップデート後はオフラインでもプレイ可能になる。あわせて、期間限定イベントとして配信されていた「ププロポルは泣いてない」も常設化される。回線環境やサービス状況に左右されずに遊べる範囲が広がることになる。
「序盤体験版」は、名前のとおりゲーム冒頭部分を無料で試せるもので、最大の特徴はセーブデータの引き継ぎに対応している点にある。体験版で進めた内容を製品版にそのまま持ち込めるため、購入前に自分の環境で動作と手触りを確かめたうえで本編へ移行できる。カプコンは同作の本編価格を8月4日に4,990円(税込)へ改定し、デラックスエディションなど一部商品を販売終了して新規セット商品に切り替えることも先に告知しており、今回の体験版配信は一連のラインアップ刷新と歩調を合わせた施策と見られる。
『モンスターハンターワイルズ』は2025年2月28日発売。発売から3日で全世界800万本を突破するなどシリーズ最速級の立ち上がりを見せ、現在は2027年配信予定の大型拡張コンテンツ『アセンダンス』と、Nintendo Switch 2版の開発が進行中であることが公表されている。
GameNaviの見立てとしては、今回の一手は「新規獲得」よりも「離脱層の呼び戻し」に重心があるように映る。値下げ・体験版・オフライン解放が同じタイミングで並んだ意味は大きく、とりわけPC版で動作に不安を抱えて購入を見送っていた層にとって、引き継ぎ対応の体験版は事実上のリスク回避手段になる。イベントクエストのオフライン開放も、シリーズが長期運営に入るうえで避けて通れない資産保全の一歩と評価できる。ただし体験版で触れられるのは序盤に限られるため、本作の評価が分かれやすい終盤の歯応えや装備収集の密度までは判断できない点には留意したい。2027年の『アセンダンス』とSwitch 2版という次の山場に向けて、どこまでプレイヤー人口を戻せるかが当面の注目点になる。
