仁王3

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コーエーテクモゲームスは7月28日、ダーク戦国アクションRPG『仁王3』の有料ダウンロードコンテンツ第1弾「慶安地獄変」を2026年8月19日に配信すると発表した。対応機種はPlayStation 5とSteamで、価格は単品2,750円(税込)。第2弾「天草大乱」とセットになったシーズンパスは5,500円(税込)で用意される。

「慶安地獄変」の舞台となるのは、地獄と化した未来の江戸を描く新フィールド「江戸・慶安」。隻眼の剣豪・柳生十兵衛や、エスパーニャの使節ロドリゴといった新キャラクターが登場し、霊石をめぐる新たな陰謀に主人公・竹千代が挑む。本編とは異なる時代と情景を用意することで、シリーズが持ち味としてきた史実と伝奇の混交をさらに押し進める構成になっている。

アクション面では、新武器種「鉾盾」(サムライスタイル)と「忍鉾盾」(ニンジャスタイル)が追加される。盾で受けながら鉾で突く攻防一体の立ち回りに加え、盾そのものを投擲して中距離を制する挙動も備えており、既存武器とは異なる間合い管理が求められる。あわせて、新装備品「百境百怪絵巻」を用いて戦いが多彩に生成されるやり込みコンテンツと、3周目にあたる高難度モード「悟りの旅路」も実装される。

『仁王3』本編は2026年2月6日に発売され、シリーズ初のオープンフィールド採用と、サムライ/ニンジャ二つのバトルスタイルをリアルタイムに切り替える戦闘システムで高い評価を得た。シリーズ最速で100万本を突破したことも報じられており、DLC配信に合わせて本編のセールも実施されるため、未プレイ層が合流しやすいタイミングと言える。

GameNaviとしては、本作の弱点になりやすい「周回の動機づけ」に正面から手を入れてきた点をまず評価したい。『仁王』シリーズの本質は装備収集と難度上昇を軸にした無限ハクスラであり、3周目モード「悟りの旅路」と生成型の「百境百怪絵巻」は、DLC1本ぶんのボリューム以上に遊びを持続させる装置になり得る。一方で、盾を持つ「鉾盾」がパリィ偏重と指摘されてきた本編の戦闘バランスをどう変えるかは未知数で、防御性能が強すぎれば緊張感が薄れる懸念も残る。前作『仁王2』のDLC三部作が段階的に物語と難度を積み上げた前例を踏まえると、第2弾「天草大乱」まで通して評価すべき内容と見るのが妥当だろう。本編を走り切った層は、単品購入よりシーズンパスを最初から検討したほうが総額面では有利になる。