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GSC Game Worldは2026年7月27日、オープンワールドFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』の初となる大型拡張DLC「Cost of Hope」を8月20日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Games Store/GOG.com/Microsoft Store)、PS5、Xbox Series X|Sで、本編の所有が前提となる拡張コンテンツとなる。
「Cost of Hope」では新たなロケーションとして「Iron Forest(鉄の森)」と「チョルノービリ原子力発電所」が追加される。物語の軸に据えられるのは、シリーズでもおなじみの二大派閥「Duty(義務)」と「Freedom(自由)」の対立で、プレイヤーの選択がゾーンの情勢そのものを左右する構成になるという。開発元はボリュームを「数十時間規模」と説明しており、単なる追加ミッション集ではなく独立した長編として設計されていることがうかがえる。配信は大型アップデート2.0と同時に行われる。
『S.T.A.L.K.E.R. 2』は2024年11月にPC/Xbox Series X|S向けに発売された作品で、チョルノービリ立入禁止区域を模した広大なゾーンを舞台に、放射線・アノマリー・ミュータント・派閥抗争が絡み合うサバイバル体験を売りにしてきた。発売直後は不具合やパフォーマンス面での指摘も多かったが、GSC Game Worldはその後も大型アップデートを重ねている。ウクライナの開発スタジオが戦時下で開発を継続してきたタイトルであることも、シリーズが注目を集め続けてきた理由のひとつだ。
GameNaviとしては、拡張の題材に「原子力発電所」そのものを持ってきた点に最も注目したい。シリーズの原点である『S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl』が終盤に発電所内部を舞台としていたことを踏まえると、旧作ファンに向けた明確な回答であり、本編で語り残された領域を埋めにきたと読める。一方で、DutyとFreedomの対立を選択制で描くという構造は、分岐の数だけ個々の作り込みが薄くなるリスクも抱える。数十時間という規模が「密度のある数十時間」なのかは配信後の評価を待つ必要があるだろう。本編のパフォーマンス改善がアップデート2.0でどこまで進むかも、購入判断の分かれ目になりそうだ。派閥抗争とロケーション探索を本編で楽しめた人ほど相性がよく、逆にストーリー主導の体験を求める層は続報を見てから判断しても遅くない。
