PC向けゲームプラットフォームのSteamは、ストアの「ウィッシュリスト(欲しいものリスト)」に、保存したゲームを自分で作った「カテゴリ」ごとに整理できる新機能を追加したと公式に発表した。多くのタイトルをウィッシュリストに登録しているユーザーほど一覧が煩雑になりがちだったが、ジャンルや優先度、遊びたい時期といった観点で自由に振り分けられるようになる。
ウィッシュリストはもともと、気になるゲームを登録しておくと、発売やセールのタイミングで通知を受け取れる機能だ。これまでにも並べ替えやフィルター、レビュースコアやカートへの追加ボタンの表示といった改善が段階的に加えられてきた。今回のカテゴリ対応はその延長線上にあり、「登録したはいいが埋もれてしまう」という長年の使い勝手の課題に踏み込むアップデートといえる。公式の告知タイトルでは、カテゴリ機能に加えて「そのほかの改善」も同時に行われたことが示されている。
大型セールのたびにウィッシュリストが数十本、数百本規模に膨らむユーザーにとって、整理のしやすさは購入判断の効率に直結する。カテゴリで「次に買う」「セール待ち」などを切り分けておければ、通知が来たときの取捨選択もしやすくなるはずだ。
GameNaviの所見として、これは派手さこそないが、Steamを日常的に使うユーザーの「積みゲー管理」に効いてくる実用的な改善だ。ウィッシュリストは開発者側にとっても発売時の初動を左右する重要な指標であり、ユーザーが登録タイトルを死蔵せず見返しやすくなることは、埋もれていた中小規模の作品にとっても追い風になり得る。今後はカテゴリ単位での通知やセール表示の最適化など、さらに一歩踏み込んだ機能拡張にも期待したい。
