ドンキーコング バナンザ

画像出典:公式サイト

発売日:2025年07月17日
価格:8,980円(パッケージ版・税込)/7,980円(ダウンロード版・税込)
ジャンル:アクションアドベンチャー
対象年齢:CERO A(全年齢対象)
かかしスコア
9.2
★特選

「かかしスコア」は、複数の専門メディアのレビュー評価をもとに編集部が独自集計した 10 点満点の総合スコアです。

バナナが好きでちょっぴり間の抜けた「ドンキーコング」が、圧倒的なパワーで敵も地形もあらゆるすべてを破壊しながら、未知なる世界を大冒険!

出典:公式サイト

Nintendo Switch 2のローンチ期を代表する一本であり、「地形をどこまで壊せるか」という一点に開発リソースを集中させた作品でもある。壁も床も天井も掘り抜けるため、目的地までの経路はプレイヤーが自分で作る。上へ行きたければ足場を削り出し、下へ行きたければ床を落とす----3Dアクションで長らく前提だった「用意された道を通る」という約束事が、この作品では最初から外されている。

破壊は移動手段であると同時に資源でもある。掘り出した岩塊は投げつける武器になり、素材はコングの能力強化へと還っていく。地下世界を潜っていく縦方向の構造と噛み合うことで、探索が進むほど手数が増え、手数が増えるほど探索範囲が広がるという上昇のループが生まれている。パートナーのポリーンが絡む変身「バナンザ」も、地形攻略の選択肢を段階的に増やす役割を担う。

難度そのものは高くなく、CERO Aにふさわしく間口は広い。一方で、隠された収集物とやり込み要素は掘り進める行為そのものに紐づいており、寄り道の分だけ見返りが返ってくる。2026年のCEDEC AWARDSでは開発チームが複数部門で最優秀賞を獲得しており、技術面での評価も定着している。Switch 2で最初に触れる一本として、あるいは「壊す」という体験だけで数十時間持たせられる稀有な例として、勧めやすい作品だ。