個人開発者「畳部屋」氏が手がけるサンドボックス型ストラテジーRPG『歴史の終わり』(英題: The End of History)について、パブリッシャーのWorldMapはPlayStation 5およびXbox Series X|S版の発売を決定したと発表した。発売時期はSteam版の正式リリースと同じく2027年第1四半期を予定している。同作は東京ゲームショウ2026にも試遊出展されていた。
本作はPC向けにSteamで早期アクセス配信中の作品で、架空の中世ヨーロッパ風世界を舞台に、プレイヤーは不死の観察者として移ろいゆく歴史を見守る。為政者として世界に介入することも、恋愛関係を築くことも、あるいは一切干渉せず傍観者に徹することもできる自由度の高さが特徴で、憎悪や分断が広がると上昇する「世界崩壊メーター」が「歴史の終わり」を引き起こす仕組みも搭載されている。コンソール版は、早期アクセス期間中に積み重ねられた改善を反映した状態でのリリースが予定されている。
個人開発のインディータイトルがPC早期アクセスでの評価を経て大手パブリッシャーの後押しでコンソール展開に至るのは近年よく見られる成功パターンだが、本作のように「プレイヤーの選択で歴史そのものが変質する」というシステムを前面に押し出した硬派なシミュレーションRPGがPS5/Xboxに正式参入するのは珍しく、ジャンルファンの間で注目度が高まっている。
編集部としては、NPCが独自の目的を持って動き続け、プレイヤーの不干渉すら結末に影響するという設計思想に強い個性を感じる。Crusader KingsやRimWorldのようなシミュレーション系タイトルを好むプレイヤーには特に刺さりそうだが、パッド操作への最適化やコンソールでの情報量の見せ方が評価の分かれ目になるだろう。2027年第1四半期という時期以外の詳細な発売日・価格は今後の発表待ちで、Steam早期アクセス版のアップデート状況と合わせて続報を追いたい。
