
画像出典:Steamストアページ
THQ Nordicは、パーティ制RPG『Expeditions: Samurai』のゲームプレイトレイラーを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、早期アクセス版の配信は2026年8月7日を予定している。開発は、『Expeditions』シリーズを手がけたLogic Artistsのスタッフが参加するCampfire Cabalが担当し、クリエイティブディレクターをJonas Wæver氏が務める。
舞台は激動の戦国時代の日本。プレイヤーはオランダのフリゲート艦「De Albatros」に乗り込んだ私掠船団を率い、異邦人の立場から日本各地の勢力と関わっていく。シリーズの系譜どおり、ターン制の戦闘のほか、隠密行動による暗殺、交渉による解決、アイテムを使った注意逸らし、建物への潜入といった複数の攻略手段が用意されており、状況に応じて「隠密・外交・暴力」を選び分ける設計になっている。2人での協力プレイにも対応する。
本作では、日本の文化描写の精度を担保する目的で歴史コンサルタントが起用されている点も公表されている。海外スタジオが戦国日本を扱う作品は近年増えているが、考証面を制作体制として明示するケースはまだ多くない。
『Expeditions』シリーズはこれまで古代ローマ、アメリカ大陸、南北戦争期のアメリカを舞台にしてきた歴史RPGの系譜で、今回の戦国日本編はその最新作にあたる。
GameNaviとしては、日本のプレイヤーにとって評価が割れやすい題材だけに、早期アクセスという形態が功を奏するかどうかが焦点だと考えている。戦国時代を「外から来た者の視点」で描く構図はシリーズの持ち味である文化の摩擦を描くうえで理にかなっており、歴史コンサルタントの起用もその意図を裏づける。一方で、シリーズは戦闘の歯応えとテキスト量の多さが持ち味である反面、日本語ローカライズの質と量が体験を左右しやすく、現時点で日本語対応の詳細が明らかでない点は購入判断の保留材料になる。ターン制RPGとしての完成度は前作『Expeditions: Rome』で一定の水準に達しているだけに、早期アクセス期間中にどれだけ日本語圏のフィードバックを取り込めるかが、正式版の評価を決めることになりそうだ。コンソール版の展開も現時点では未発表で、続報を待ちたい。
