発売日:2025年07月24日
価格:7,260円(パッケージ版)
ジャンル:ソウルライクアクションRPG
対象年齢:CERO Z(18才以上のみ対象)
かかしスコア
7.6
良作

参考スコア(出典):

「かかしスコア」は、複数の専門メディアのレビュー評価をもとに編集部が独自集計した 10 点満点の総合スコアです。

『明末:ウツロノハネ』は、明代末期の古蜀(こしょく)を舞台としたソウルライクアクションRPGであり、プレイヤーは「無常」と呼ばれる記憶を失った女侠となり、体を蝕む恐ろしい「羽化病(うかびょう)」に苦しみながらも、自らの過去を探り、古蜀の地を駆け抜けます。

出典:公式サイト

中国のスタジオが開発し、505 Games が販売を手掛けるソウルライクアクションRPG。明王朝末期という、日本のゲームではあまり扱われてこなかった時代と土地を舞台に据えている点がまず目を引く。主人公「無常」は記憶を失った女侠で、体が羽に覆われていく奇病「羽化病」を抱えたまま、戦乱と怪異が入り混じった古蜀の地を旅していく。

戦闘は武器強化と、敵から習得した技を組み合わせて組み立てる形式。ジャスト回避を軸に技を強化し、派手な連撃へつなげていく手触りで、同ジャンルのなかでは攻めの姿勢を促す設計になっている。武器種ごとに立ち回りが大きく変わるため、どの流派を伸ばすかが実質的なビルド選択となる。フルボイスに対応し、プレイヤーの選択によって結末が分岐するマルチエンディングも用意されている。

評価は媒体によって割れており、Metacritic では75点、OpenCritic ではトップクリティック平均76点と、いずれも「おおむね好意的」の水準にとどまる。世界観の作り込みと戦闘の骨太さを評価する声がある一方、発売当初は最適化やバランス面への指摘も少なくなかった。とはいえ2026年7月には世界累計販売本数500万本の突破が発表され、シリーズ続編の開発・販売契約も締結されている。ソウルライクとしての完成度を求めるより、明末という舞台と病を抱えた主人公の物語に惹かれるかどうかで判断したいタイトルだ。