
画像出典:公式サイト
参考スコア(出典):
- JsemGamer:7.6
- SomGeek:7.5
- The Indie Informer:7.5
「かかしスコア」は、複数の専門メディアのレビュー評価をもとに編集部が独自集計した 10 点満点の総合スコアです。
『Scarlet Deer Inn』は、感動的なストーリー、魅力的なキャラクターたち、モンスターが渦巻く暗いダンジョン、そしてスラブ民話にインスパイアされた世界観が特徴のシナリオに重きを置いた2Dアクションです。さあ、松明ひとつで死を免れましょう。また、すべてのキャラクターグラフィックは実際の刺しゅうで描かれており、音楽もすべて我々自らが伝統楽器で演奏したものになっています。
出典:公式ストアページ
本作最大の特徴は、キャラクターのグラフィックがすべて実際のミシン刺しゅうで作られているという点にある。刺しゅうした布を1コマずつ撮影してアニメーションに起こしており、手描きの背景と組み合わさることで、他のどのインディー作品とも似ていない質感が生まれている。BGMも開発者自身が伝統楽器で演奏したもので、中世ヨーロッパとスラブ民話に根ざした世界観を音の面から支えている。
主人公のエリーゼは二児の母で、英雄でもなければ特別な力を持つわけでもない。それでも不可解で薄暗い状況に巻き込まれ、松明ひとつを手に、モンスターが潜む地下を進むことになる。戦闘一辺倒ではなく、暗闇に隠された近道を探して二周目の攻略を楽にするといった探索の楽しみが用意されており、ジャンルとしては「シナリオ重視の2Dアクション」に位置づけられる。
開発元のAttu Gamesはチェコ共和国を拠点とする夫婦のスタジオで、グラフィック、アニメーション、シナリオ、プログラミング、音楽、パブリッシングまでほぼ自前でこなしている。前作『Feudal Alloy』でも独特の手描き表現を見せていたチームで、本作はスタジオジブリ作品からの影響も公言されている。
海外レビューでは、美術・音楽・雰囲気が一様に高く評価される一方、探索の道筋がやや分かりづらい点や、3時間前後というボリュームに対する価格の見合いを指摘する声もある。物語の結末も明快な答えを与えるタイプではなく、余韻を残す方向にまとめられている。派手さよりも空気を味わいたい人、そして一目見て「この絵をもっと見たい」と思った人に強く勧められる一本だ。
ニュース
- 全キャラ刺繍で描かれた脅威の2Dアクション『Scarlet Deer Inn』配信中。スラブ民話に着想を得たストーリー、温かい民族音楽の音色、ジブリ作品の影響も -- 刺しゅう表現と民族音楽、ジブリからの影響について紹介されている。
- Attu Games announces the release of Scarlet Deer Inn - an embroidered dark medieval folk tale. -- 開発元によるリリース発表。
レビュー
- Scarlet Deer Inn Review: Grim Fairy Tale - The Indie Informer
- Scarlet Deer Inn - OpenCritic
- Scarlet Deer Inn Reviews - Metacritic
