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スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(FGO)で、サービス開始11周年に合わせた大型アップデートが2026年8月2日18時より順次実施されている。新サーヴァントとして★5(アサシン)「ハサン・サッバーハ〔アズライール〕」が実装され、ピックアップ召喚は8月23日12時59分まで開催される。CVは金元遼介氏が担当する。
同時に、常設コンテンツ「アズライールの霊廟」が追加された。高難度クエスト"地獄の試練"と専用報酬、アイテム交換所「天使のバザール」を備えた常設ダンジョンで、挑戦には第2部の該当章「アフタータイム・ビギンズ」のクリアが条件となる。周年の目玉が期間限定イベントではなく常設ダンジョンである点は、近年のFGOの傾向を踏まえると比較的珍しい打ち出し方だ。
周年キャンペーンも大規模で、10時間限定の聖晶石30個配布、2週間のログインボーナス(召喚チケットや強化素材)、1か月間の「ストーリー召喚」無料1回/日、フレンドポイント召喚の無料回数30回への引き上げなどが実施される。ゲームシステム面でも、サーヴァント10騎の戦闘モーションおよび宝具演出のリニューアル、絆レベル上限のLv16への引き上げ、サーヴァント・概念礼装の所持枠それぞれ100拡張、召喚時に得られる魔力プリズムの倍増(1回あたり5→10)といった調整が入る。ステータス強化に用いる「フォウくん」系アイテムによる強化上限も3000へと引き上げられた。
あわせて、第2部完結編を題材にした実写ステージ公演が2026年11月1日にパシフィコ横浜で開催されることも発表されている。
周年の中心に常設ダンジョンを据えたのは、限定イベントを取り逃すと復帰しづらいという長期運営タイトル特有の弱点に手を入れる動きに見える。いつでも挑める高難度コンテンツと交換所があれば、復帰勢が11周年のタイミングでなくても目的を持って戻れるからだ。絆レベル上限の引き上げや所持枠拡張、魔力プリズム倍増といった調整も、長く遊んでいるプレイヤーほど恩恵が大きい内容で、既存ユーザーの維持に軸足を置いた周年といえる。一方で、新規プレイヤーにとってはクリア条件が第2部の後半に設定されている点がハードルになり、周年の目玉に触れるまでの距離は依然として長い。実装済みシナリオ量が膨大なタイトルだけに、この距離をどう縮めるかは今後も課題として残りそうだ。
