ソニー・インタラクティブエンタテインメント傘下のBungieは2026年9月25日、現在ライブサービス展開中のエクストラクション・シューター『Marathon』の公式Xアカウントを通じて、今後の開発方針と2027年前半までの詳細なロードマップを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)、PS5、Xbox Series X|Sで、いずれも同一の内容が適用される。

発表によれば、まず2026年10月初旬に「Nightfall Refresh」を実施し、これまでの厳格なシーズン制を廃止して進行状況・報酬システムを刷新する。続く2026年12月には大型アップデート「Symbiosis」を配信し、常設のPvEモードとチームデスマッチを新たに導入するほか、新オペレーター「Bishop」を実装する。さらに2027年3月には「Marathon's Evolution」と題した更新で、PvE・PvP・PvPvEをシームレスに統合し、新エリアを追加する計画だという。

『Marathon』は本作固有のシーズン制運用や高難度のエクストラクション要素をめぐって発売後にプレイヤーコミュニティから賛否が分かれており、開発を率いていたディレクターのJoe Ziegler氏がBungieを退社し後任にDel Chafe III氏が就任するなど、体制面でも変化が続いていた。今回のロードマップは、そうした反応を踏まえて硬直的だった更新ペースを柔軟にし、プレイヤーが離脱しにくい設計へと軌道修正を図るものと位置づけられる。

編集部としては、シーズン制の廃止と常設PvEの追加は、ライブサービス作品にありがちな「乗り遅れると復帰しづらい」という課題への正面からの対応であり、評価できる方向性だと感じる。一方で、Escape from Tarkovをはじめとする競合タイトルがひしめくジャンルだけに、12月の「Symbiosis」でどこまでプレイヤーを呼び戻せるかが正念場になりそうだ。エクストラクション・シューター経験者はもちろん、シーズン制の乗り遅れを理由に距離を置いていた層こそ、10月の刷新タイミングで一度触れてみる価値があるだろう。続報および3月の大型統合アップデートの詳細に注目したい。